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言語の壁を越えて働ける未来へ:JotMeが目指すこと

Taka Shirasu
2026年11月5日
言語の壁を越えて働ける未来へ:JotMeが目指すこと

言語が違っても、同じチームとして仕事を進められる。JotMeで実現したいのは、そんな働き方です。

AIはすでに、文法や言い回しをかなり正確に扱えるようになりました。それでも、言葉を訳せば相手の意図まで伝わるわけではありません。何について話しているのか。これまでに何を決めてきたのか。そうした背景を共有できて、初めて仕事の話が通じることもあります。私は、この「文脈をどう伝えるか」という課題に、大きな可能性を感じています。

今回公開した新しいWebサイトでは、私たちが目指す姿をあらためて言葉にしました。JotMeは、言語の壁を越えて仕事をするためのプラットフォームをつくっています。

会議で共有した文脈を、その後の議事録や多言語でのやり取りにどうつなぐのか。JotMeのデモをご覧ください。

翻訳があっても、仕事が伝わるとは限らない

翻訳技術は何十年も前からあり、その性能も大きく向上してきました。でも、海外の取引先や言語の違う同僚と仕事をするとき、結局はその言語ができる人に頼ったり、通訳役をお願いしたりする場面が、今もあります。

例えば、会議で「Atlasを金曜日に変更しましょう」と言われたとします。一文として正しく訳されていても、Atlasとは何か、どの予定を変更するのか、誰に連絡すべきなのかまでは分かりません。以前の打ち合わせを知っている人と、今日初めて参加した人では、受け取り方も変わります。

必要なのは、言葉と一緒に、その背景も伝わることです。翻訳字幕があるかどうかだけではなく、参加した人が同じ認識で次の仕事に進めるか。そこまで考える必要があります。

仕事に必要なのは、言葉の背景まで共有すること

製品名や業界用語を正しく扱うこと。直前の発言を踏まえること。前の会議で決まったことを、今回の話につなげること。仕事では、こうした積み重ねが理解の土台になります。

会議中は分かったつもりでも、後から議事録を読んで「これは誰が、いつまでにやる話だったのか」と迷うことがあります。言語が違えば、その行き違いはさらに起こりやすくなります。

だから私が取り組みたいのは、AIが理解している言語のルールを生かしながら、人から人へ、仕事に必要な文脈を伝えやすくすることです。正確な翻訳を、その場限りで終わらせたくないのです。

文脈をつなぐ、JotMeのAIメモリー

その中心にあるのが、JotMeのAIメモリーです。プラットフォーム上の仕事に関係する文脈を集め、より正確で役立つ翻訳につなげます。新しいWebサイトでは、「自分の用語」「今の会話」「これまでの仕事」という三つの視点から紹介しています。

多言語チャットは、その考え方が分かる一例です。会話の内容をまとめたメモリーを使って、スレッドの話題に沿った翻訳を支えます。このメモリーは、利用者自身で編集することもできます。

また、カスタム用語を登録すれば、対応する機能で、重要な名前や専門用語に追加の文脈を与えられます。普段どんな言葉を使い、何について話しているのか。それを翻訳に生かすための仕組みです。

個人が続けている仕事から、チームや企業の連携まで。この理解を、日々の仕事の中で役立てられるようにしていきたいと考えています。

会議の内容を、その後の仕事につなげる

日本のチームが、英語や韓国語を使うメンバーと一緒に、発表の準備をしているとします。打ち合わせで役割や内容を決め、本番では参加者がそれぞれの言語で話を聞く。終了後は、文字起こしや議事録を確認し、結果を共有して次の準備に入ります。

この流れの途中で言語や担当者が変わっても、何のプロジェクトで、何が決まっていて、次に何をするのかが分かることが大切です。会議だけ分かれば、それで仕事が終わるわけではありません。

JotMeがリアルタイム翻訳、多言語メッセージ、AI議事録、ファイル翻訳、音声入力を一つのプラットフォームで提供しているのも、そのためです。それぞれの場面を支えながら、仕事全体をつなげていくことに価値があると考えています。

なお、対応言語は機能やモードによって異なります。現在の対応範囲は、対応言語ガイドでご確認ください。

誰もが200以上の言語で働けるようになったら

言語ができることを、仕事に参加するための最初の条件にしなくてよくなったら、何が変わるでしょうか。

海外の専門家と直接意見を交わす。これまで接点を持てなかった顧客に提案する。会議では発言をためらっていた人が、得意な言語で自分の知識を共有する。今まで組み合わせることの難しかった人やアイデアが、つながるかもしれません。

もちろん、外国語を学ぶ価値がなくなるわけではありません。ただ、知識や能力を生かすために、まず外国語を身につけなければならない。そんな制約は減らせるはずです。

私は、文脈を伝えるという課題は解決でき、その仕組みをより多くの人に広げていけると考えています。そして、その先にどんな働き方が生まれるのかは、私たちだけでは想像しきれません。実際に使う人たちが、私たちの計画を超える可能性を見つけてくれるはずです。

新しいWebサイトに込めた思い

新しいJotMeのWebサイトは、AIメモリーを中心に、人が言語を越えて働くためのプラットフォームを目指す、という意思を示したものです。

まだ、つくるべきものはたくさんあります。一つひとつの会話や業務の中で、より正確に伝わり、次の仕事につながる体験を積み重ねていきます。「翻訳サービスが一つ増えただけ」と思っている方には、ぜひ次のリリースも見ていただきたいです。

JotMeだけが成長すればいい、とは考えていません。言語の壁に阻まれてきた人たちが、自分の知識や力を生かせるようになる。その変化を、より多くの人に届けたいのです。

新しいWebサイトをご覧いただき、ぜひXやLinkedInでもご意見を聞かせてください。

Last updated on
2026年11月5日
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