仕事・旅行・講義におすすめの翻訳イヤホン9選

最適な翻訳イヤホンは、スマートフォンと会話する場面によって変わります。ビジネス通話ならTimekettle W4 Pro、仕事の会議ならVasco Translator E1、講義ならSamsung Galaxy Buds3 Pro、通信なしの旅行ならANFIER M3がおすすめです。どの製品もスマートフォンの翻訳アプリを使うため、購入前に対応機種を確認しましょう。
お気に入りのヘッドホンをお持ちですか? JotMe は翻訳ソフトウェアです。Mac・Windowsアプリなら、今使っているヘッドホンでリアルタイムの翻訳音声を聞けるため、新しいイヤホンを買う必要はありません。
顧客との通話や講義が分からない言語で進むとき、どの翻訳イヤホン用アプリを選べばよいのでしょうか。まず見るべきはアプリです。本記事の翻訳イヤホンはいずれもスマートフォンのアプリに音声を送り、そのアプリが対応言語やオフラインで使える機能を決めます。ハードウェアが左右するのは装着感やバッテリーです。2026年の有力な選択肢は、ビジネス通話向けのTimekettle W4 Pro、仕事の会議向けのVasco Translator E1、講義向けのSamsung Galaxy Buds3 Pro、オフライン旅行向けのANFIER M3です。
2026年10月14日時点の各ブランド公式ストアでの価格は、次のとおりです。
- Timekettle W4 Proは449米ドル。オープンイヤー型イヤホンで、52言語の電話・オンライン会議の翻訳に対応します。
- Vasco Translator E1は389米ドル。グループ会議で最大10台を接続し、51言語に対応します。
- Timekettle WT2 Edgeは279.99米ドル。43言語に対応し、2人がボタン操作なしでハンズフリー会話を行えます。
- Apple AirPods Pro 3は249米ドル。Apple Intelligenceを搭載したiPhone 15 Pro以降で10言語を翻訳します。
- Samsung Galaxy Buds3 Proは249.99米ドル。Galaxy AIの22言語で講義の翻訳を聞けます。
- Google Pixel Buds Pro 2は229米ドル。Gemini対応Androidスマートフォンと組み合わせて40言語を翻訳します。
- EarFun Air Pro 4+は99.99米ドル。ロスレスオーディオ対応イヤホンにAI翻訳を追加しています。
- モバイル通信なしで旅行するなら、ANFIER M3は99.98米ドルで8言語のオフラインパッケージを含み、サブスクリプションは不要です。
- すでにAirPods Pro 2を持ち、必要なのがスペイン語やフランス語だけなら、iPhone 15 Pro以降で同じライブ翻訳機能を追加料金なしで使えます。
- 街歩きで耳をふさがない快適さを求めるなら、Soundcore AeroFit 2は79.99米ドルで、Soundcoreアプリを通じて100言語を翻訳します。
ただし、おすすめの翻訳イヤホンを選ぶうえで、価格は最初の条件にすぎません。各製品が得意とする仕事に照らして比較し、ブランドのサポートページにしか載っていない制約も整理しました。
この記事が役立つ方
この比較は、主に次の4タイプの方に向けています。
- 海外出張が多い方:海外の仕入先や顧客と会い、両手を空けたまま会議で翻訳イヤホンを使いたい方。
- 観光で旅行する方:スマートフォンを渡し合わず、タクシーやホテルのフロントで会話したい方。
- 学生・カンファレンス参加者:外国語の講義や基調講演を聞き、片方向の翻訳を耳元で受け取りたい方。
- すでに良いヘッドホンを持つ管理職:ノートパソコンで多言語通話を行い、新しい機器を買う前に、パソコン用翻訳アプリで対応できるか知りたい方。
この記事の比較方法の特徴
翻訳イヤホンのまとめ記事は、仕様表の比較で終わることが少なくありません。今回は2026年10月14日に各ブランドの公式ストアとサポートページで、価格、言語数、連携アプリに必要なスマートフォンを確認しました。第三者のレビューにしかない仕様は採用していません。また、通話中にSoundcoreの翻訳が停止することや、Samsungの通訳機能を一時停止している間の発話は翻訳されないことなど、FAQにしかない制限も記載しています。
さらに、Mac、Windows、iPhone、Android向けの自社翻訳アプリJotMeで、リアルタイム音声翻訳も試しました。新しい機器を買わずに翻訳音声を聞けるヘッドホンを、すでにお持ちの方も多いためです。ブランドが公表する遅延や精度は、実験室で測定した値ではないので、メーカーの主張として明記しています。
おすすめ翻訳イヤホン早見表
価格と翻訳の方向で候補を絞るには、次の表をご覧ください。双方向とは、通常は交互に話しながら、アプリが双方の発話を翻訳することです。
| 製品名 | 価格 | 対応言語 | 片方向・双方向・複数人の翻訳 | 適した用途 |
|---|---|---|---|---|
| Timekettle W4 Pro | 449米ドル | オンライン52言語・106アクセント、オフライン13言語ペア | 双方向の会話・通話と、片方向の聞き取り | ビジネス通話、オンライン会議 |
| Apple AirPods Pro 3 | 249米ドル | 10言語 | iPhone 15 Pro以降で双方向翻訳 | 旅行するiPhoneユーザー |
| Google Pixel Buds Pro 2 | 229米ドル | 40言語 | 双方向の会話モードと片方向のリスニングモード | Androidユーザー |
| Samsung Galaxy Buds3 Pro | 249.99米ドル | Galaxy AIの22言語 | 片方向のリスニングモードと双方向の会話モード | 講義、カンファレンスの講演 |
| EarFun Air Pro 4+ | 99.99米ドル | 言語数は非公表。EarFun Audioアプリで必要なペアを確認 | 双方向のFace-to-Faceと片方向のReal-Time | 予算を抑えた旅行 |
| Timekettle WT2 Edge | 279.99米ドル | オンライン43言語・96アクセント、オフライン13言語ペア | 2人の双方向同時翻訳、または3セットで6人のTouchモード | 2人のリアルタイム会話 |
| Soundcore AeroFit 2 | 79.99米ドル | 100言語 | 双方向のFace-to-Faceと片方向のReal-Time | 耳をふさがないスタイルでの旅行 |
| ANFIER M3 | 99.98米ドル | オンライン144言語・アクセント、オフライン8言語 | 双方向のTouch、Speaker、Free Talkモード | オフラインでの旅行 |
| Vasco Translator E1 | 389米ドル | 51言語 | 最大10台で複数人の翻訳 | 仕事の会議、グループ会話 |
220万人の受験者をもとにしたEF英語能力指数2025では、調査対象の123か国・地域の半数以上で、スピーキングが英語の最も弱い技能でした。
翻訳イヤホンは、この話し言葉の壁に対応します。主な購入理由は次の6つです。
- ハンズフリーの会話:翻訳アプリに任せてスマートフォンをポケットに入れたまま、目の前の相手と視線を合わせられます。
- 自分だけに聞こえる翻訳:翻訳が耳元で再生されるため、ホテルのロビーや顧客のオフィスに同じ内容が二度ずつ響きません。
- 講義・ツアーでの片方向リスニング:メモを取りながら、話者の言葉を自分の言語で耳元に受け取れます。
- 旅行中の安心感:2025年10月に会員1,600人以上を対象としたGlobal Rescueの調査では、54%が海外旅行中にリアルタイム翻訳アプリを使ったことがあると回答しました。
- 海外での電話:Timekettle W4 Proなどは、現地の言語しか話さない店舗や企業との通話を翻訳できます。
- 仕入先とのやりとりを効率化:会議用の翻訳イヤホンがあれば、質問が後日のメール往復に発展する前に、その場で確認できます。
2026年に試したい翻訳イヤホン
使いやすい翻訳イヤホンは、テーブル越しにスマートフォンを渡す気まずい待ち時間を減らします。ただし性能は連携アプリ次第でもあるため、アプリと機器を一つの製品として評価しました。多言語会議、イベント、旅行、オフラインの場面に合う候補を見ていきましょう。
総合力で選ぶ翻訳イヤホン:Timekettle W4 Pro

TimekettleのW4 Proは、多くの翻訳イヤホンが対応しない電話やオンライン会議を想定した製品です。通話では自分だけが装着し、相手は何もインストールせずに翻訳音声を聞けます。耳をふさがないため周囲の状況も把握できます。翻訳を担うTimekettleアプリは音声とテキストを保存し、顧客との会議後にAIメモを書き出せます。One-on-OneとListen & Playモードでは13言語ペアのオフライン翻訳に対応します。
製品ページにはクーポンで2言語ペアが無料、残りは1ペア10米ドルまたはサブスクリプションが必要とある一方、ダウンロード無制限との記載もあります。旅行前にTimekettleへオフライン利用条件を確認してください。
主な機能:
- 音声通話の翻訳:自分だけがイヤホンを装着して、電話を双方向に翻訳。
- オンライン会議の字幕:スマートフォンやタブレットでオンライン会議の翻訳字幕を表示。
- 52言語・106アクセント:オンライン対応に加え、One-on-OneとListen & Playでオフライン13言語ペアに対応。
- 1回の充電で翻訳6時間:ケース込みで最大20時間。10分の充電で約1時間追加。
価格:米国公式ストアで449米ドル。
iOSユーザー向けリアルタイム翻訳イヤホン:Apple AirPods Pro 3

Appleは自社の「翻訳」アプリを通じてAirPods Pro 3にライブ翻訳を提供しています。iPhoneユーザーは、スマートフォンと同じメーカーのイヤホン用翻訳アプリを使えます。両方の言語モデルをダウンロードすると、すべての処理がiPhone上で行われ、会話も端末内にとどまります。
注意点は利用条件です。ライブ翻訳は10言語対応で、Apple Intelligenceを有効にしたiPhone 15 Pro以降が必要です。相手がAirPodsを持っていなければ、iPhoneに自分の言葉をテキスト表示するか、スピーカーで再生します。
主な機能:
- 10言語:Appleの一覧には中国語・普通話(簡体字と繁体字)、英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、ポルトガル語、スペイン語が掲載されています。
- 端末内処理:言語モデルのダウンロード後はiPhone上で翻訳。
- 旧モデルにも対応:AirPods Pro 2とANC搭載AirPods 4でも同じライブ翻訳を利用可能。
- ANCオンで再生8時間:AppleによるとノイズキャンセリングはAirPods Pro 2の2倍。翻訳専用の連続使用時間は非公表。
価格:Appleの米国ストアで249米ドル。
Androidユーザー向けリアルタイム翻訳イヤホン:Google Pixel Buds Pro 2

GoogleはGoogle翻訳とGeminiを通じ、Pixel Buds Pro 2を翻訳イヤホンとして使えるようにしています。イヤホンを長押しするか「Hey Google, translate for me」と話しかけると、リスニングモードでスマートフォンをポケットに入れたまま翻訳を聞けます。会話モードでは自分の返答をスマートフォンのスピーカーで伝え、相手の発言の翻訳をイヤホンで自分だけが聞きます。ノイズキャンセリングも自動的にオンになります。
Googleのイヤホン翻訳には、Gemini対応Androidスマートフォンとインターネット接続が必要です。iPhoneユーザーや通信を使えない旅行者は、別の選択肢を検討しましょう。
主な機能:
- 40言語:Pixel Budsサポートページには40言語が掲載され、中国語は普通話に限られます。
- スマートフォンを取り出さず開始:長押し操作または音声コマンドで翻訳を開始。
- Tensor A1チップ:Googleはノイズキャンセリング性能を旧Pixel Buds Proの2倍としています。
- ANCオンで再生8時間:ケース込みで最大30時間。翻訳専用の連続使用時間はGoogleから公表されていません。
価格:米国Google Storeで229米ドル。
講義におすすめの翻訳イヤホン:Samsung Galaxy Buds3 Pro

Samsungは、講義や講演など片方向の音声に向けて通訳機能のリスニングモードを設計しています。そのためGalaxy Buds3 Proは学生やカンファレンス参加者におすすめです。Galaxy AIの通訳機能が翻訳アプリの役割を担い、話者が話し続ける間もイヤホンに訳を流します。
講義では2点に注意してください。通訳機能は一部のGalaxyスマートフォン・タブレットにしか対応せず、一時停止後は中断したところから再開するため、停止中の講師の発話は取りこぼします。
主な機能:
- ジェスチャーで始めるリスニング:イヤホンをつまんで長押しすると、話者の発話中に通訳機能が翻訳を続けます。
- 会話モード:スマートフォンのマイクを相手に向け、イヤホンを短く押すと自分の言語で聞けます。
- Galaxy AIの22言語:2025年10月のGalaxy AI更新で計22言語に拡大。
- 言語のダウンロードは無料:米国向け端末には英語とスペイン語がプリインストールされ、ほかの言語も無料で追加可能。
価格:Samsungの米国ストアで249.99米ドル。
予算重視の翻訳イヤホン:EarFun Air Pro 4+

EarFunはファームウェア更新でAir Pro 4+にAI翻訳を追加し、100米ドル未満のロスレスオーディオ対応イヤホンで翻訳を使えるようにしました。EarFun Audioアプリが翻訳を担い、交互に話すFace-to-Faceモードと、プレゼンや講義など長い片方向の発話向けReal-Timeモードを備えています。
機能を表示するにはAndroid版20.1.36またはiOS版20.5.5のアプリが必要です。対応言語数は非公表なので、旅行前にアプリで必要な言語ペアを確認してください。
主な機能:
- Face-to-Faceモード:2人が交互に話す会話の翻訳。
- Real-Timeモード:講義やガイドツアーの片方向翻訳。
- aptX LosslessとLDAC:対応Android端末なら、会話の合間に高解像度の音楽も楽しめます。
- ANCオンで再生8時間:EarFunによると、ANCオフで最大12時間、ケース込みで計54時間。
価格:EarFunの米国ストアで99.99米ドル。
リアルタイム会話におすすめ:Timekettle WT2 Edge

TimekettleのWT2 Edgeは、双方が何もタップせず話したい会話に向いています。1人1個ずつ装着し、双方向同時モードで話しながら双方を翻訳します。Timekettleがうたう遅延は0.5秒です。専用アプリには13言語ペアのオフラインパックを保存でき、すべて英語または中国語を含む組み合わせです。6人のTouchモード会話には3セットが必要なので、グループ利用は高くつきます。1回の充電で翻訳できるのは約3時間です。
主な機能:
- 双方向同時翻訳:ボタンを押さずに2人が自由に話せます。
- 43言語・96アクセント:オンライン対応に加え、Online & Offline版では13言語ペアをオフラインで利用可能。
- 最大6人:6人のTouchモードにはイヤホン3セットが必要。
- 1回の充電で約3時間:ケース込みで最大12時間。
価格:Timekettleの米国ストアでOnline & Offline版が349.99米ドルから279.99米ドルに値下げ。
旅行向けオープンイヤー翻訳イヤホン:Soundcore AeroFit 2

Soundcoreはアプリを通じてAeroFit 2にAI翻訳を追加しました。耳をふさがないフック型なので、初めての街を歩きながら交通音や駅の放送も聞けます。Face-to-Faceモードではイヤホンが自分の声を拾ってスマートフォンが翻訳を再生し、相手の声はスマートフォンのマイクで拾って翻訳をイヤホンへ送ります。Real-Timeモードは講義やウェビナーなど聞くだけの場面に対応します。ただし、電話中は翻訳が止まり、Dual Connectionsがオンの間も動作しません。
主な機能:
- 100言語:Soundcoreアプリ3.8.7以降のAI翻訳。
- Face-to-FaceとReal-Time:旅行での双方向会話、講義・ウェビナーでの片方向リスニング。
- 翻訳機能はスマートフォン専用:パソコンやタブレットには非対応。
- 4段階調整のイヤーフック:Soundcoreによると、99%以上の耳の形・大きさにフィット。
価格:Soundcoreの米国ストアで129.99米ドルから79.99米ドルに値下げ。
オフライン翻訳におすすめ:ANFIER M3

ANFIERのM3にはオプションのオフラインパッケージがあり、通信プランを使えないフライト中や地方への旅行におすすめです。製品ページにはオフライン8言語の内訳がないため、出発前に必要な言語ペアを確認してください。オンラインでは専用アプリ経由で144言語・アクセントに対応し、対応オフラインパッケージのサブスクリプション料金はありません。会話以外では、音楽や通話用の通常のBluetoothイヤホンとして使えます。
ANFIERは製品ページでバッテリー時間を公表しておらず、複数人が同時に話すと精度が下がると注意しています。M3は1対1の翻訳機として考えましょう。
主な機能:
- 5つの翻訳モード:Touch、Speaker、Free Talk、Offline、Photo Translation。
- 8言語のオフラインパッケージ:対応パッケージにサブスクリプション料金は不要。
- オンライン144言語・アクセント:ANFIER専用アプリから利用。
- 音楽と通話:普段使いのBluetoothイヤホンにもなります。
価格:ANFIERストアでオフラインパッケージ付き99.98米ドル、なし89.98米ドル。
仕事の会議向け翻訳イヤホン:Vasco Translator E1

VascoのTranslator E1はグループ会話を想定しているため、会議用におすすめです。無料のVasco Connectアプリを通じ、51言語で最大10台が一つの会話に参加できます。急に参加者が増えたときは、2個目のイヤホンの代わりにスマートフォンも使えます。イヤーピースは外耳道の外側に載せるため、共有のイヤホンを耳の中に入れる必要がありません。
イヤホン自体に通信回線はなく、翻訳はスマートフォン、またはVascoの携帯型翻訳機を通じて行います。後者なら約200か国で翻訳用インターネットを生涯無料で使えます。E1は翻訳専用で、FAQでも音楽再生や電話には使えないと明記されています。
主な機能:
- グループ会話:Vasco Connectアプリで最大10台。
- 51言語:米国向け製品ページに51言語の対応を記載。
- スマートフォンモード:予定外の会話ではスマートフォンが2個目のイヤホンの代わりに。
- 5つのモード:Earbuds、Loudspeaker、Automatic、Group Communication、Screen-off Translation。
価格:Vascoの米国ストアで389米ドル。送料無料、30日間の返品制度付き。
JotMeはMac、Windows、iPhone、Android向け翻訳ソフトウェアです。200以上の言語の発話をリアルタイム翻訳し、Mac・Windowsでは音声出力対応言語の訳をお手持ちのヘッドホンで再生します。終了後も文字起こしとAI会議メモが残ります。
JotMeはパソコンの音声を取得するため、ZoomやTeamsにボットは参加しません。
翻訳イヤホンの選定・テスト方法
まずブランドの米国・EU公式ストアで現在購入できる製品を調べ、タイトルに挙げた3つの用途に合う9製品を選びました。共通のチェックリストで各製品を評価し、得意な仕事ごとにおすすめを整理しました。
- 公式価格:2026年10月14日の各ブランドの米国公式ストアから採用。
- 対応言語:公式サポートまたは製品ページの数を使用し、ページ間で食い違う場合は該当製品の節で説明。
- 翻訳の方向:会話相手にも専用機器が必要かを確認。
- スマートフォンの制約:特定メーカーの端末でしか使えないアプリを明記。
- オフライン動作:通信なしで動くモードと、オフラインパックの費用を記録。
- バッテリー:翻訳時間が公表されていればそれを使い、ほかの数値はリスニング時間と明記。
- 騒音への対応:マイクやノイズ低減の主張を、各社の騒がしい場所での使用案内と照合。
機器の遅延・精度を実験室で測定してはいません。そのためTimekettleの0.5秒など、本比較の遅延数値はメーカー公表値です。JotMeでは英語と中国語・普通話の会話を独自にテストし、結果を後の節で紹介します。優れた翻訳イヤホンでも、十分に静かな環境と対応端末が必要です。ここからは、その限界を見ていきます。
翻訳イヤホンだけでは足りない場面
翻訳イヤホンが最も得意なのは、比較的静かな部屋での1対1の対面会話です。仕事の会話はそれほど単純とは限らず、次の8つの場面で課題が見えてきます。
- スマートフォンで選択肢が決まる:AirPodsの翻訳にはiPhone 15 Pro以降、Galaxyの通訳にはGalaxy端末が必要なため、異なる端末を使うチームではツールも分かれます。
- 通話はノートパソコンで行う:イヤホンの翻訳アプリは通常スマートフォンのマイクが拾った音を訳し、Soundcoreは通話中に完全停止します。W4 Proはオンライン会議に対応しますが、ノートパソコンの横に置いたスマートフォンやタブレットの字幕表示です。
- 人数が増えると機器も必要:WT2 Edgeで6人が会話するには3セット必要で、W4 Proを共有するなら顧客にもう片方を渡します。
- 対応言語が限られる:AirPodsのライブ翻訳は10言語で、ヒンディー語やベトナム語は含まれません。
- 勤務時間より短いバッテリー:WT2 Edgeの翻訳は1充電で約3時間、W4 Proは6時間です。
- オフライン利用には条件がある:W4 Proのページでは2言語ペア無料、その後は1ペア10米ドルと記載され、ANFIERの8言語パックは言語名が示されていません。
- 騒音でスマートフォンを取り出す必要:AppleもSoundcoreも騒がしい場所では端末を話者に近づけるよう案内しています。にぎやかな展示会ではハンズフリーの利点が薄れます。
- 後から見返す記録がない:TimekettleのAIメモとEarFunの保存された文字起こしを除き、今回の製品では合意内容を検索できる記録が残りません。
JotMeはソフトウェアでこうした課題を補います。翻訳イヤホンを買い足す代わりに、会議を行うMacやWindowsで双方向リアルタイム音声翻訳を実行し、接続したヘッドホンで訳を聞けます。パソコンの音声を使うので、今日Zoomで使っているヘッドホンが、明日の会議では翻訳イヤホンになります。

対面モードでは追加の音声設定なしでパソコンのマイクを使います。MacのZoomやMicrosoft Teamsで双方向の音声翻訳を使う場合、初回に短い設定が必要です。JotMeが無料の仮想オーディオドライバーBlackHoleをインストールし、会議アプリのマイクとスピーカーにそれを選びます。デバイスが表示されなければ、一度再起動します。
翻訳イヤホンを使いこなすコツ
次の習慣で、どのイヤホン用翻訳アプリもより正確に使えます。
- 出発前に言語パックを保存:AirPodsのライブ翻訳にはiPhoneに両言語モデルが必要です。TimekettleやANFIERのオフラインモードも、圏外になる前にパックを入れておきます。
- アプリとファームウェアを更新:EarFunの翻訳にはAndroid版20.1.36またはiOS版20.5.5、Soundcoreには3.8.7以降が必要です。
- 短く、意味の完結した文で話す:優れた製品でも明瞭な発話が重要です。一つの内容ごとに区切り、翻訳が終わるのを待ちます。
- 騒がしい場所では端末を近づける:AppleとSoundcoreの推奨方法です。スマートフォンのマイクが話者の音声取得を補助します。
- デュアル接続をオフに:Soundcoreはイヤホンを同時に2台へ接続していると翻訳が動きません。
- 場面に合うモードを使う:講義やツアーはリスニング、1対1なら会話モードを選びます。
- セッションの合間に充電:W4 Proの公称時間は音楽12時間に対し翻訳6時間です。翻訳ではパッケージの印象より早く電池が減ることがあります。
- 顧客との通話前に練習:予定している言語ペアで、同僚と5分間テストしましょう。
音声翻訳にはJotMeという選択肢
多言語の会話が主に通話なら、最適なイヤホンはすでにかばんの中にあるかもしれません。JotMeは手持ちのイヤホンやヘッドホンを活用する翻訳アプリです。Mac、Windows、iPhone、Androidに対応し、パソコンでは現在のヘッドホンにリアルタイムの翻訳音声を流すため、機器を買い足したり新しくペアリングしたりする必要がありません。
JotMeは、二言語を話す同僚を介さず、日本、韓国、中国などの仕入先や顧客と直接仕事をする英語話者の管理職やオペレーション責任者に向けて開発しました。こうした方には、通話を行うノートパソコン上で動く翻訳環境が適しています。

開始前に音声から音声への翻訳を選ぶと、相手の発話に合わせて訳をヘッドホンで再生します。Online MeetingモードはZoomやTeamsの通話と並行して動き、片方向に訳すか双方を同時に訳すかを選べます。
工場訪問や展示会ブースでは、Otherモードが仮想オーディオなしでパソコンのマイクを使います。共有機能なら、相手はリンクやQRコードから自分のブラウザで翻訳を確認でき、テーブルの向こうの参加者も専用機器を必要としません。
2026年10月14日、会話の途中で英語と中国語・普通話を切り替える2分間のセッションでJotMeを試しました。両言語が一つの文字起こしにまとまり、各英語行の横に中国語訳が表示されました。終了後はアクション項目と要点を含む英語要約が生成されました。

このように、録音したセッションの多言語文字起こしをJotMeで簡単に生成でき、編集、共有、AIを使った次の作業につなげられます。

合意した納期が検索できる記録に残るため、後日のメールで記憶を頼りに通話を再構成する必要がありません。JotMeの中心機能は正確なリアルタイム翻訳です。会議向けリアルタイム翻訳はパソコンの音声を取得するので、ボットは通話に参加しません。
JotMeは200以上の言語の発話をリアルタイム翻訳し、音声出力対応言語では訳を読み上げます。Mac・Windowsで双方向通話を行う音声経路の設定は、音声から音声への翻訳セットアップガイドで説明しています。

インストール前に試したい方は、登録不要の無料ブラウザ音声翻訳をご利用ください。

JotMeには無料プランがあり、有料プランは年払いで1ユーザー月額10米ドルからです。音声から音声への翻訳は字幕の5倍の翻訳分数を使うため、毎日音声でやりとりするなら余裕のあるプランを選びましょう。
旅行が多く、その場で1人ずつ対面会話をするなら、翻訳イヤホンが向いています。会話が主に通話ならJotMeをダウンロードし、いつものヘッドホンで次の会議を始めてみてください。
よくある質問
翻訳機はどのように動く?
マイクで発話を取り込み、音声認識で文字にし、そのテキストを翻訳して音声合成で読み上げます。翻訳イヤホンでは、機器がマイクとスピーカーを担い、スマートフォンの翻訳アプリやクラウドサーバーが認識と翻訳を処理します。オフラインでは端末に保存した言語パックを使うため、対応言語はオンラインより大幅に少なくなります。
翻訳デバイスにはどんな種類がある?
大きく3種類あります。Timekettle W4 ProやVasco Translator E1のような翻訳イヤホンは耳元に訳を届けます。Vasco V4などの携帯型翻訳機は、画面とスピーカーを備えたポケットサイズの専用端末です。JotMeのようなソフトウェアは、すでに持っているパソコンやスマートフォンをイヤホン用翻訳環境に変えるため、ヘッドホンを持つ方には柔軟な選択肢です。
リアルタイムで翻訳できるイヤホンは?
Timekettle WT2 Edgeは双方の会話を同時に翻訳し、メーカーは遅延0.5秒としています。W4 Pro、Vasco Translator E1、Apple AirPods Pro 3、Google Pixel Buds Pro 2、Samsung Galaxy Buds3 Proも、各社のアプリでリアルタイム翻訳を行います。手持ちのヘッドホンを通話に使うなら、JotMeがパソコンでリアルタイム音声翻訳を提供します。
AI音声翻訳はどのように動く?
AI音声翻訳は発話を聞き取り、言葉を認識し、文脈に沿って意味を訳し、合成音声で再生します。品質を左右するのは文脈です。JotMeは会話が進むにつれて翻訳を改善し、対応言語では自分のクローン音声で読み上げることもできます。イヤホン用アプリと同様の流れですが、パソコンやスマートフォン上で動き、接続したヘッドホンで再生します。
自分の声を別の言語に翻訳するには?
手早い方法は、代わりに話してくれる音声翻訳を使うことです。JotMeなら4ステップです。
- JotMeの無料ブラウザ音声翻訳またはデスクトップアプリを開きます。
- 自分が話す言語と聞きたい言語を選びます。
- 音声翻訳を選び、Startを押します。
- 短い文で話すと、JotMeが訳先の言語で再生します。
翻訳イヤホンを使いたい場合は、メーカーの専用アプリを開き、言語ペアを選んで会話モードを開始してください。






